Impact

G1レース以外でも、ファンに衝撃を与えるレースや受賞などがあった場合は、当該レース終了や受賞後にロゴ化し、投稿します。



「輝きを求めて」


運命は時に、

才能を咲けない土壌に置く。


だが、時代は変わった。

自ら、咲ける土壌を探し、

飛び出す決断が必要だ。


この勇敢な戦士が見つけたのは、

中央と地方を繋ぐような、

心が震える景色。

人はそれを“光”と呼ぶ。



[補足1]

新しい競争体系が始まった、2024年のダート界。

本馬が勝利した川崎記念も、4月開催へ移動しています。


[補足2]

元々、ライトウォーリアは中央馬でした。

2022年に環境を変えて、川崎競馬へと移籍しています。

そこから、約2年。

ダート改革の年に、G1級レースで中央勢を倒し、地方競馬の年度代表馬となりました。


[補足3]

今週の地方競馬では、残念ながら痛ましい事故が起きました。

真偽不明の噂話が溢れる世の中で、あってはならないことばかりが、現実に起きてしまう。

やるせません。

松本幸祐騎手のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。


「夢物語の主人公」


“こんなことって、あるんだな…”

時代に刻まれる疾走の目撃者たちは、

その言葉を二度も口にした。


競馬の魅力が詰め込まれた、

逆襲の末脚。

折れない志と、固い絆。

そして、未来への責任。


記録には残らない熱量を、

心に刻んだ証として。


ーーーーーーー


[補足1]

夢物語は、文脈によって解釈が分かれる言葉です。

“現実離れしたような、美しい世界観”を示す意味で、使用する場合もあります。

逆に、“そんなのは夢物語だ”と、冷ややかに使う場合もあります。

もちろん、前者の意味合いで使用しています。

ですが。

むしろ、後者の意味で使われた、“夢物語”を実現してしまうのが、ドウデュースだったのかもしれません。

本当に、逆境に強い主人公です。



[補足2]

“こんなことって、あるんだな…”

この言葉は、彼が実現した逆襲に対する感嘆として、使用しています。

ですが。

有馬記念の出走取り消しの際には、それとは異なるニュアンスで、“こんなことって、あるんだな…”と感じた方は多いのではないでしょうか。

やはり競馬は、血を繋いでいくスポーツだと再認識した出来事でした。

未来への責任を貫いた、陣営。

きっと、ドウデュース自身の逆襲ポイントも貯まっているはず。

種牡馬としての成功を、願ってやみません。



[補足3]

馬名のデュースとは、テニス用語。

同点や、“2”の意味合いもあります。

彼が2024年に勝利したG1レースは、“2”。

温めていたテニスのアイデアを、ついに使えました。


[補足4]

ドウデュースの現役時代を知らない新しいファンが、近い将来に現れることでしょう。

その時、ただ記録を眺めるだけでは、この2024年の活躍と熱量を伝えることは難しいように感じます。

だからこそ、このロゴケイバが、当時の空気感や感動を少しでも伝える一助となれれば、これ以上の喜びはありません。



24年12月20日。

ドウデュース引退。


「次の夢で、また会いましょう」


何度でも、立ち上がった。

誰もが魅了された、奇跡の蹄跡。


…予想外の結末。

寂しさは、きっと今だけ。


無念は、産駒たちが晴らしてくれる。

彼の遺伝子に、“逆襲ポイント”は確かに刻まれた。

私たちは、そう信じているから。


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[補足1]

今年の競馬は、“命”や“無事”がテーマとも思えます。

それらがあってこその、夢だと改めて感じます。


[補足2]

国民的行事の主役である、ドウデュース。

そんな彼の出走を取りやめることができる、判断力や勇気。

陣営に最敬礼です。


[補足3]

さて、ドウデュースには“逆襲の余地”が生まれました。

武豊騎手が、“逆襲ポイント”と表現するものは、また溜まり始めています。

数年後、産駒たちがどんな逆襲劇を描き出すのか。

新たな夢が、走り始めました。

24年12月1日。

レモンポップ引退式。


「君に“お疲れ様”の乾杯を」


距離、枠、ライバル、ジンクス。

鍛えた肉体でねじ伏せるたび、

人々はボトルを重ね合わせた。

誰もが心躍った、味わい。


でも、今日は。

レモン味を薄く感じる。


…涙を拭いて、

もらった喜びを超えるような、

感謝を捧げよう。


ーーーーーー


[補足1]

レモンポップといえば、重戦車とも称される筋骨隆々な肉体。

特に臀部の筋肉の盛り上がりは、SNSまで盛り上げており、前代未聞の現象でした。


[補足2]

フェブラリーステークスでは、1400mからマイルへの距離延長を。

1回目のチャンピオンズカップでは、さらに1800mへの距離延長。

加えて、不利な大外枠。

南部杯では、ペプチドナイルとのマッチレース。

さらに今日は、“チャンピオンズカップにレース名が変更されてからは、連覇した馬がいない”というジンクス。

さまざまな困難を、パワーでねじ伏せてきた、本馬です。


[補足3]

なお、ジャパンカップダートの時代には、トランセンドが連覇を達成しています。


[補足4]

名前のポップさと、裏腹なまでのパワー。

その走りを見ていると、Gorillaz / Feel Good Inc.のベースラインがいつも頭に浮かびます。

耳馴染みの良さに反して、ズッシリと大地に響くように伸びてくるような重低音。

お聞きになってみたい方は、こちらから

ベースカバーも、たくさんアップされています。こちらから。

24年11月24日。

オーギュストロダン引退お披露目式。


「翼は世界を狭くした。そして広くした。」


翼のDNAを継ぐ、英雄の傑作。


瞬時に日本へ伝わる、衝撃の快挙たち。

世界を狭くした。

一方、欧州で引き出した、血の神秘。

世界の広さを示した。


きっと、我々の心に刻まれたのは、

幸福な矛盾。


ーーーーー


[補足1]

ほんの4、5年前まで、“日本馬が出走していない海外G1”の勝ち馬を即答できる方は、かなりコアな競馬ファンだったように思います。

SNSがいかに発達しようとも、たとえイギリスダービー級のG1であってもです。

オーギュストロダン出現以後は、続々と主要海外G1の勝ち馬がSNSのトレンドを賑わせるようになり、まさに世界が狭くなったように感じます。


[補足2]

日本馬が欧州競馬に挑む時、必ず課題として上がるのが、“時計がかかる、重い馬場への適正”。

一方、ディープインパクト産駒は、“時計の早い日本競馬”にマッチしているというのが定説。

ところが、欧州育ちのディープインパクト産駒・オーギュストロダンは、欧米の主要G1を6勝。

本場・欧州競馬が、日本競馬の定説を覆した‥とも受け取れます。

世界は、本当に広い!


[補足3]

海外馬の引退式(または相応の式典)が、日本で行われるのはもちろん史上初です。


[補足4]

“考える人”を制作した彫刻家、オーギュストロダン。

これが馬名の由来です。



今年も、全ての国内G1 / Jpn1で制作致します。

(海外G1の制作は、日本馬が勝利した場合に限ります。ただし、凱旋門賞は除く。)


▼次の投稿は、スプリンターズステークス▼

通常ロゴケイバ → 9/29(日)レース確定から、約120分後に投稿。


▼上半期の投稿スケジュールと、制作シリーズ▼

・通常

・wish

・Legend

・Impact(不定期)

の定番の4シリーズ。

それぞれの制作対象レースや、企画の詳細を画像にまとめています。

是非ご覧ください。


▼その他、様々なクライアントワークやグッズ制作▼

公開可能になったものから、随時発表致します。


今年も最後の最後まで、ロゴケイバをよろしくお願い致します。



「北から駆けた、栄光への架け橋」


他馬を手玉に取る、ペース判断。

鞍上の狙いに即応する、操縦性。


彼らに、言葉はいらない。

手綱から伝わる手応えだけで、

高度な心理戦を勝ち抜いた。


…お互いが、秋に目指しているもの。

それは言わなくても分かるだろう?


ーーーーーー


[補足]

今年はオリンピックイヤー。

ブリッジにちなんで、2004年アテネ五輪の名曲「栄光の架け橋 / ゆず」をオマージュしました。



「伝説の源泉」


変則二冠が、種牡馬価値を更に高める。

危険を覚悟の上で、信念を貫いた。


20年の年月が、正しさを証明する。

世界を席巻する、日本馬たち。

彼がいなければ、この隆盛は無かった。

まだ見ぬ、未来の名馬も。


夢を広げてくれて、ありがとう。


ーーー


[補足1]

変則二冠‥NHKマイルカップと日本ダービーの両方に、勝利すること。

狙いは、3歳の若く活力あるうちに、スタミナとスピードの両方を証明すること。

それによって、種牡馬価値が高めるという戦略でした。

達成したのは、20年前の2004年のことでした。

(なお、2009年のディープスカイも達成しています)


[補足2]

その結果、彼の血からは書ききれないほどの名馬が出現。

特筆すべきは、

①彼の血から、顕彰馬を2頭輩出。

(直子のロードカナロア・父の父としてアーモンドアイ)

②彼の血から、牝馬三冠馬を2頭輩出。

(直子のアパパネ・母の父としてデアリングタクト)

などでしょうか。

まだまだ、ソダシやウシュバテソーロも控えています。

(いずれも母の父として)


[補足3]

彼の名の由来は、ハワイ諸島を初めて統一した“カメハメハ大王”。

それゆえに、泉でもあり、南国を連想させるようなシェイプをデザインに採用しました。

「飛行機雲を追いかけろ」


これから競馬を知る者へ。


現役時代を見ていなくとも。

心を奪われる存在がいる。


今年は、大空に描いた功績が、

後世に向けて刻まれた。

“史上唯一、親子で無敗での三冠達成”。


この航跡は、未来のファンをも、

伝説の第3章へと導く。


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[補足1]

コントレイルの父は、無敗の三冠馬ディープインパクト

“まるで空を飛ぶようだ”、“翼を広げている”というように形容される、末脚の持ち主でした。


こちらも、無敗の三冠馬コントレイル。

名前の由来は、飛行機雲。


将来登場するであろう、孫世代(3世代目)の無敗の三冠馬は、どんな繋がりを持った名前でしょうか。


[補足2]

現役時代を見ていなくとも、なぜかファンになってしまった馬。

文献や動画を漁ってしまうような馬。

みなさんにも、いるのではないでしょうか?

中の人にとっては、グリーングラスとタマモクロスが該当します。

2024年3月24日。

メイケイエール引退式。


「抑えきれない想いを込めて」


君は、駆ける。

僕は、君の名を叫ぶ。


華麗な容姿に秘めた、闘志。

それを上手に表せない、不器用な君。

だから、いつも力になれることを探していた。


さぁ、新天地へ。

フレー!フレー!

雨雲に響け、門出のエール。


制作投稿スケジュール、発表。

今年実施される、ダート路線の大改革。

G1級競走が3つ増加。

もちろん、全て制作します。


▼次の投稿は、フェブラリーステークス▼

通常ロゴケイバ → 2/18(日)レース確定から、約120分後に投稿。


ーーーー


▼制作シリーズと、上半期の投稿スケジュール▼

通常

wish

Legend

Impact(不定期)

の定番の4シリーズ。

それぞれの制作対象レースや、企画の詳細を画像にまとめています。

是非ご覧ください。

ーーーー


▼最後に▼

ロゴケイバの根幹である、本企画たち。

この投稿がきっかけとなり、様々なクライアントワークやグッズ制作に携わることができました。

ロゴケイバを競馬文化の1つとして確立すべく、しっかり努めたいと思います。

そのためには、みなさんの反応やコメントが、一番の励みになります。

今シーズンも、ロゴケイバをよろしくお願い致します。

「明日が待っている」


最高の舞台で、中央勢を倒しても。

高鳴り続ける、心のエンジン。

これが勇者の証。


情熱は、誰にも教えられない。

各々が、生まれ持ってくるものだから。


園田から灯した、地方競馬の希望。

次なる栄光を目指し、燃え盛る。


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[補足1]

イグナイターの馬名の意味は、点火装置全般を示す名称です。

今回のモチーフは、聖火。


[補足2]

本馬は兵庫県の園田競馬所属。

園田所属馬による、NARグランプリ年度代表馬の2年連続受賞は、史上初です。


[補足3]

サウジ挑戦も噂される、本馬。

地方競馬のイメージさえも更新していく、その姿。

どんな明日が待っているのか、楽しみでなりません。