「最後は、俺に任せとけ」
残り100m。
世界の一流馬の中から、
勝機を見いだし、
自分を選んだ名手よ。
調子を立て直した、
スタッフよ。
全て、意気に感じる。
湧き上がる底力で、差し切った。
王冠に相応しい素養とは。
“勝って恩を返す”という、決意だ。
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[補足1]
デザインモチーフは、サトノの勝負服と馬名に絡めて、“ダイヤのキング”。
ダイヤのキングは、トランプの図柄の中で唯一、武器として“斧”を持っています。
欧州血統らしく、パワーホースだった彼のようです。
[補足2]
サトノクラウンは弥生賞経由かつ無敗で、皐月賞まで駒を進めた経験があります。
過去にそのキャリアでは、7頭がクラシックホースになっており、3歳春の時点では主役格の扱いでした。
ドゥラメンテが無双するまでは‥。
いつしかG1を勝てないサトノの、代表例として扱われるようになっていました。
[補足3]
この勝利は、当時の世界最強格ハイランドリールを差し切ってのもの。
そもそも香港ヴァーズの日本馬勝利も、15年ぶり。
上述のサトノ軍団の経緯もあり、強烈なインパクトを残しました。
[補足4]
2016年の秋競馬は、サトノ旋風が吹き荒れました。
菊花賞のサトノダイヤモンドに続いて、香港ヴァーズの本馬。
その後には、朝日杯FSのサトノアレス、有馬記念でまたサトノダイヤモンドと続きます。