Legend

旧10大競走を中心に、語り継がれるレースの勝ち馬をロゴ化し、栄光を振り返ります。

2024年の春競馬は、 ドバイターフ / ドバイシーマ / 日本ダービー / 宝塚記念のみが投稿対象レースです。

※投稿スケジュールを見直しました。



「決して枯れない花」


美とは、匂わせるものではない。

時を経て、香り立つもの。


美とは、内面の一番外側。

気高さで、磨きをかけてきた。


シンデレラストーリーに、

年齢は関係ない。


この世界に咲き誇れ。

キャリアの最晩年に出会った、

パートナーと一緒に。


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[補足1]

ここから駆け上がった、歴史的名牝への階段。

続いてコックスプレートに有馬記念と、国内外でG1を3連勝。

特に、有馬記念はアーモンドアイを下しての勝利であり、計り知れない価値を持っています。

もちろん、この年の年度代表馬に輝きました。



[補足2]

同時に吹き荒れた、レーン騎手旋風。

今ではお馴染みの存在ですが、この年が日本初参戦。


個人的には、騎乗スタイルに衝撃を受けました。

“足を漕ぐように追う”。特にノームコアのVMで、顕著でした。

それを見せつけられてからの、この宝塚記念における先行策。

技術の奥深さと新鮮さに、痺れました。

「強くて、優しくて」


想いと血を繋ぎ、

未来へと、“絆”を築く。

それが競馬。


きっとこの喜びは、

どこまでも広がっていく。


ファン、関係者。

志半ばで去った、前任者。

皆の夢を叶えたから。


そんな人馬を見ていると。

僕も誰かのために、

歩んでいける気がした。


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[補足1]

元々、キズナの鞍上は佐藤哲三元騎手でした。

育成中のキズナを、大山ヒルズに何度も調教に訪れるほどの力の入れよう。

また、当騎手・佐々木調教師・田重田厩務員・ノースヒルズの組み合わせでは、宝塚記念馬・アーネストリーを輩出しており、名チームと呼べるものでした。


[補足2]

佐藤哲三元騎手は不幸にも、引退を余儀なくされるほどの落馬事故に遭遇。

その意思を成し遂げるべく、後任を託されたのがレジェンド武豊騎手です。


[補足3]

運命とは不思議なもので、武豊騎手はキズナの父ディープインパクト・姉ファレノプシスでもG1を勝利しています。


[補足4]

なお、今年のダービーには5頭のキズナ産駒が出走します。

(ジャスティンミラノ、シックスペンス、ジューンテイク、ショウナンラプンタ、サンライズジパング)

いずれかが勝利すれば、親子三代での日本ダービー制覇となり、もちろん史上初です。

「優雅に回れ、キャリアの曲がり角」


目の前の、“壁”。


ぶつかることで乗り越えてきた、若い頃。


年を重ね、それは必ずしも正解ではないと悟った。

時には、身をひるがえし、さらりと交わす。


そのしなやかさ。

名実ともに、貴婦人たる所以。


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[補足1]

本馬の名は、イタリア語で「貴婦人」の意。


[補足2]

前走京都記念では、デビュー以来初めて掲示板を外していた本馬。

5歳であることも踏まえ、ピークを過ぎたとも評された状態での、当レース出走でした。


[補足3]

最後の直線で見せた、横への瞬間移動とも表現できる動き。

10年経った今でも、映像を見るたびに衝撃を受けるシーンです。

「空を知る時」


旅とは、魔法のよう。

降り立った瞬間から、

心が踊り出すような土地に、

出会うことがある。


道中、騎手の手が激しく動く。

大丈夫、心配いらない。


偉大な父からもらった、翼。

ここでなら、思いっきり広げられる。

あぁ、まだ帰りたくないな。


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[補足1]

ヴィブロスの父は、翼を持つ馬・ディープインパクト。

引退レースの有馬記念における、三宅アナの「ディープがいま、翼を広げた」は名実況のひとつです。


[補足2]

ヴィブロスは、ドバイマイスター。

合計3回のドバイ遠征では、連対率100%です。

いつもロゴケイバを楽しんで頂き、ありがとうございます。


この度、Legendシリーズwishシリーズの投稿スケジュールを見直しました。

以下になります。


Legendシリーズ : ドバイターフ / ドバイシーマ / 日本ダービー / 宝塚記念のみ投稿。

wishシリーズ : 日本ダービー / 宝塚記念のみ投稿。


背景をご説明させて下さい。

お陰様で、ロゴケイバは非常に多くの方々から、デザイン制作のご依頼を頂けるようになりました。

この場を借りて、改めて御礼申し上げます。

ロゴケイバのデザインに期待を寄せて頂いているクライアント様と、真摯に向き合う時間を確保するため、今回の見直しとなった次第です。


ロゴケイバの根幹である、G1シリーズImpactシリーズは変わらずに投稿します。

また、ご依頼頂いているデザイン制作も、しっかりと努めます。

公開可能な成果物に限り、ロゴケイバにて順次ご紹介させて頂きます。


引き続き、みなさんに楽しんでもらいたい想いは変わりません。

ロゴケイバを通じて、継続的に競馬の魅力を伝えることができればと考えております。

ご理解いただけますと幸いです。


今後とも、ロゴケイバを何卒よろしくお願いします。

制作投稿スケジュール、発表。

今年実施される、ダート路線の大改革。

G1級競走が3つ増加。

もちろん、全て制作します。


▼次の投稿は、フェブラリーステークス▼

通常ロゴケイバ → 2/18(日)レース確定から、約120分後に投稿。


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▼制作シリーズと、上半期の投稿スケジュール▼

通常

wish

Legend

Impact(不定期)

の定番の4シリーズ。

それぞれの制作対象レースや、企画の詳細を画像にまとめています。

是非ご覧ください。

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▼最後に▼

ロゴケイバの根幹である、本企画たち。

この投稿がきっかけとなり、様々なクライアントワークやグッズ制作に携わることができました。

ロゴケイバを競馬文化の1つとして確立すべく、しっかり努めたいと思います。

そのためには、みなさんの反応やコメントが、一番の励みになります。

今シーズンも、ロゴケイバをよろしくお願い致します。


「突き刺された、スリル」


危うさに魅了された時。

人は個性と名付け、

類稀なる才能として愛でる。


彼が生み出した、波瀾万丈も。

最後に見せた、8馬身差の圧勝も。

観客にとっては、永遠の宝。

その価値は、まさに黄金。


さらば。

最も競馬を謳歌した、暴君よ。


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[補足1]

オルフェーヴルとは、フランス語で金細工師の意。

二つ名は、暴君。



[補足2]

三冠達成の菊花賞でもお構いなしに、騎手を振り落とす。

阪神大賞典における、大逸走からの盛り返し。

勝利寸前の凱旋門賞における、斜行、急失速。

かと思えば、引退レースの有馬記念で、8馬身圧勝。

とにかくやりたい放題。

それぐらいの暴れん坊でありながら、史上最強馬論争でも本命候補に挙げられるほどの、圧倒的実力を併せ持つ。

そのピーキーさで、人々を魅了しました。

もし当時が。

現代のようにSNSのトレンド上位を、競馬が独占するような世の中だったら・・・。

とんでもない数のファンを獲得していたのでは…と思わせます。

なお、三冠+凱旋門賞2着2回の実績は、彼以外に存在しません。



[補足3]

彼の父は、“愛さずにはいられない”、ステイゴールド

「異常値」


最強の定義が崩れる。

それは計測の外から、現れた。

日本競馬が初めて出会った、“異能”。


地方中央海外で、G1を3連勝。

芝も砂も問わない。


各路線のスペシャリスト達の戦場でこそ、

真価を放つ、“異彩”。


彼の二刀流は、競馬の垣根を破壊する。


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[補足1]

デザインモチーフは、データ互換。

二刀流とデジタルを組み合わせた表現です。


[補足2]

かつてオールマイティな名馬といえば、タケシバオーでした。

ただし60年代の出来事であり、競争体系も未整備。

アグネスデジタルがこの偉業を成し遂げたのは、各路線にスペシャリストがいる21世紀。

ここに凄まじい価値があります。

その証拠に、以後だれも挑戦すらしていません。


[補足3]

2000年頃は、ドバイミレニアムやサキーなど、二刀流の超名馬が海外で登場。

そこに、日本調教馬でもアグネスデジタルが出現。

海外のトレンドに、“即座に呼応できる日本競馬”という意味でも、レベル向上を示す出来事でした。


[補足4]

他にも、芝とダートのG1を勝利した日本馬は存在します。

ですが、芝とダートのG1を両方とも2つ以上勝利した馬は、アグネスデジタルのみです。

(翌年のフェブラリーSで達成)


「スーパーゴール、二連発」


勝てる選手は、勢いを重視。

世界の舞台でも、リスク歓迎。

早めのまくりは、まるでロングシュート。


史上初、日本と香港のマイルG1を連勝。

全く同じ戦法で成し遂げ、

己の評価に“蹴り”を付けた。

勿論、不動のエースストライカー。


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[補足1]

ハットトリックとは、サッカーでの“1人で1試合3得点”を指します。


[補足2]

本馬はG1・2勝馬。

しかしながら、キャリアにおいて“1着”か“着外”しかなく、典型的なピンかパー。

さらに勝つ時には、必ず連勝。まさに勢い重視。


[補足3]

マイルCSと香港マイルを連勝した、初めての馬です。

(10年後、モーリスも達成)


[補足4]

現代ほど、日本競馬が香港を席巻していない時代の出来事。

とても価値のある連勝でした。

「宿命の地、宿願の血」


修練の中、

無意識に備わる力がある。

即ち、覚醒。


競馬では、時に。

戦いの舞台がそれを導く。

父の遺伝子が躍動するのは、やはり最難関。

シャティンは“龍王の庭”。


遂に、期待に応えた。

史上初、同一香港G1の親子制覇達成。


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[補足1]

父とは、龍王ロードカナロア。

そのロゴケイバは、こちらから。


[補足2]

父は、香港スプリントを連覇。

日本馬にとっては、凱旋門賞を勝つよりも難しいとされる、短距離界の最難関です。


[補足3]

本馬ダノンスマッシュは、なかなかG1勝利に届きませんでした。

ですが、この最難関で悲願のG1初制覇。

さらに、親子で香港の同一G1を勝利した、初めての例となりました。


[補足4]

香港競馬では、去勢した騸馬を走らせるのが主流です。

土地が狭く、馬産を行わないためです。

従って事実上、親子制覇の概念がありません。

ですが、上記を差し引いても、香港スプリント親子制覇は日本競馬屈指の大記録です。

「最後は、俺に任せとけ」


残り100m。


世界の一流馬の中から、

勝機を見いだし、

自分を選んだ名手よ。


調子を立て直した、

スタッフよ。


全て、意気に感じる。

湧き上がる底力で、差し切った。


王冠に相応しい素養とは。

“勝って恩を返す”という、決意だ。


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[補足1]

デザインモチーフは、サトノの勝負服と馬名に絡めて、“ダイヤのキング”。

ダイヤのキングは、トランプの図柄の中で唯一、武器として“斧”を持っています。

欧州血統らしく、パワーホースだった彼のようです。


[補足2]

サトノクラウンは弥生賞経由かつ無敗で、皐月賞まで駒を進めた経験があります。

過去にそのキャリアでは、7頭がクラシックホースになっており、3歳春の時点では主役格の扱いでした。

ドゥラメンテが無双するまでは‥。

いつしかG1を勝てないサトノの、代表例として扱われるようになっていました。


[補足3]

この勝利は、当時の世界最強格ハイランドリールを差し切ってのもの。

そもそも香港ヴァーズの日本馬勝利も、15年ぶり。

上述のサトノ軍団の経緯もあり、強烈なインパクトを残しました。


[補足4]

2016年の秋競馬は、サトノ旋風が吹き荒れました。

菊花賞のサトノダイヤモンドに続いて、香港ヴァーズの本馬。

その後には、朝日杯FSのサトノアレス、有馬記念でまたサトノダイヤモンドと続きます。

「孤立ではなく、自立」


世の流れに身を任せるな。

それはいつか、言い訳になる。

信じるべきは、自分。


レース名や、開催場が変わっても。

変わらない事がある。

戦うのは、自分。


いつしか“山のように”積み上がった、栄光。

遂に中央のG1に到達。


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[補足1]

この年より、ジャパンカップダートはチャンピオンズカップへと改名。そして中京競馬場へ移設。

①左回り。

②スタートからゴールまで、全てダート。

③ダートの主流である1800〜2000mの距離設定。

これらが揃ったG1を実現するためです。

ダートの本場、アメリカの主流に合わせることが目的です。


[補足2]

ホッコータルマエの名の由来は、北海道の樽前山。

ホッコーとは、オーナーが経営している北幸商事のこと。

もちろん、北海道に所在します。


[補足3]

この勝利でホッコータルマエは、G1 / Jpn1を6勝目。

従って、ロゴも6層の重なりで作られています。

なお、ホッコータルマエにとって、中央G1はこれが初勝利でした。