'18 有馬記念 / ブラストワンピース（池添）

「寒空を焼き払う、執念」

一瞬の風向きが、勝敗を分ける。

勝機に、乗り遅れるな。

何度も風を待ち、繰り返し挑んだ。

同世代の快進撃に、乗り遅れるな。

追い風は、天の恵み。

乗りこなす術は、己の力。

師走の中山を、

“炎のような突風”が、

駆け抜けた。

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［補足1］

ブラストワンピースは、2018年クラシック世代。

歴代でも、屈指の強力世代です。

世代でのG1級勝利数は、50を超えています。

［補足2］

特に2018年秋競馬での快進撃は、凄まじいものがありました。

この世代が、国内の古馬G1を5連勝。

これを3歳時にやってのけています。

当然、史上初です。

内容としては、

①マイルCS：ステルヴィオ

②ジャパンC：アーモンドアイ

③チャンピオンズC：ルヴァンスレーヴ

④有馬記念：ブラストワンピース

⑤東京大賞典：オメガパフューム

となっています。

［補足3］

ブラストワンピースも有力馬の一角でしたが、G1では無念の結果が続いていました。

そんな中、“この馬だってG1を獲れる”と信じ続けたのが、池添騎手でした。

［補足4］

年末の大一番で、名前（ブラスト＝突風）のようなロングスパートを、ドンピシャのタイミングで決めて見せました。

まさに、有言実行。執念が実りました。