2025 / G1 / Will

[ ロゴケイバとは]

ロゴケイバは、国内GIおよびJpnI競走、さらに日本馬が勝利した海外のG1を対象に、レース終了後、勝ち馬の名前をロゴ化して投稿するプロジェクトです。


[ Willとは]

Willは、当該レースで印象的な走りを見せた2着以下の馬をモチーフに、言葉だけで記録を残す企画です。

ロゴの制作は行いません。

あえてプレーンな文字表記にとどめ、その名前が、いつか本物のロゴが制作できる日を願って投稿しています。


“アスコリピチェーノ勝利時の写真”と、“ロゴケイバのデザイン”が融合。

ぜひ、全国のコンビニのマルチコピー機でプリントアウトをして、お楽しみ下さい。

スマホケースに挟んで使うだけではなく、キーホルダーにするなど、様々な楽しみ方が可能です。

発売し次第、本アカウントでお知らせ致します。

1枚 : 400円。


▼ご購入方法▼

①取扱店舗

全国のコンビニ・マルチコピー機。

(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、ポプラ、デイリーヤマザキ、セイコーマート)


②コンテンツ番号で、ご購入の場合。

商品ラインナップのコンテンツ番号から、ご購入頂けます。

コンテンツ番号は、発売日に本アカウントでお知らせ致します。


③マルチコピー機画面の一覧から、ご購入の場合。

コンテンツ番号が分からない場合は、一覧から選んでご購入頂けます。


④ コンビニによって、 プリント方法は異なります。

下記を参考にして下さい。

https://e-printservice.net/shohin/


「“映える”って、バレた」


ずっと強かった。

でも、騒がれなかった。


だから今日は、いつもと違う“色”を差してみた。

世界が振り返った。


幼い頃から、歴史的なヒロインだったのに。

君が気づいてなかっただけ。


これは、変身じゃなくて、“本性”。


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[補足1]

実績の割に、何故か騒がれない者。

世の中でも、競馬でも、必ずいます。

アスコリピチェーノの場合、2歳女王であり、国内連対率100%。

大きな負けは、1つだけ。

それも、豪州遠征。

かつ、不利な大外枠になった時だけでした。

確かに一番人気ではあったものの、もっと騒がれてもよい成績です。


[補足2]

今日の勝ちっぷりは、イメージチェンジとも言えるレベルの末脚。

一番人気に推されるぐらいですから、強いことは周知の事実。

けれど、こんなにも“魅せる”勝ち方ができるとは‥。

驚いた方も多いのでないでしょうか?


[補足3]

本馬の名前の区切り方は、

・アスコリ / ピチェーノ

・アスコ / リピチェーノ

どちらが正しいのでしょう?

JRAの英語表記では、“アスコリ / ピチェーノ”です。

しかし、アナウンサーは“アスコ / リピチェーノ”と実況しているように聞こえます。

ひとまず、デザインにおいては、JRAの英語表記に倣いました。


[補足4]

ヴィクトリアマイル・アスコリピチェーノのGallop速報フォトプラスは、5/20(火)に発売。



「栄光の頂上」


才能と修練で、プロセスの塔を築いてきた。


それでも、勝負は“完璧以上”を求める。

人馬は執念で、最後の一段を積み上げる。


目一杯、腕を伸ばした。

力一杯、脚を使い切った。


…到達したのは。

初夏の光が降り注ぐ、

誰よりも高い場所。


NHKマイルカップ・パンジャタワーのGallop速報フォトプラスは、5/13(火)発売開始!

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▼補足1▼

ロゴケイバにとって、松山弘平騎手は恩人です。

長年、デザインの仕事に携わる中で、競馬だけは全く縁のない世界でした。

(子供の頃から、めちゃくちゃ好きなのに!)


それでも、ほんの少しでもチャンスを掴めないかと、挑戦をはじめたのが「ロゴケイバ」です。

そのロゴケイバに、初めて正式な案件としてオファーをくださったのが、松山弘平騎手でした。

ご依頼内容は、松山騎手ご自身のロゴ制作。

いまではそのロゴが、騎手ズボンや鞍にもしっかりと刻まれています。


その姿でG1を勝つ姿を目にできたこと。

ただ夢が叶った、というだけではありません。

夢の続きに、連れて行ってもらったような気分です。

本当に嬉しく、心から感謝しております。


参考1 https://logokeiba.amebaownd.com/posts/34370190

参考2 https://logokeiba.amebaownd.com/posts/54137454


▼補足2▼

パンジャタワーの父、タワーオブロンドン産駒はG1初制覇です。

なお、名前の由来となった、タワーオブロンドンとは城塞のロンドン塔であり、ビッグベンとは別物です。


▼補足3▼

パンジャタワーの調教は凄まじく、前日のエプソムカップ勝ち馬セイウンハーデスを置き去りにしていました。


▼補足4▼

所属の橋口慎介厩舎は、これで土日の府中重賞ジャック。

鞍上の松山弘平騎手は、これで通算重賞50勝目。

記録づくしの勝利となりました。

「俺たちは、一緒に強くなってきたんだ」


名コンビは、馬場を選ばない。

戦法にも、縛られない。


積み重ねた日々が、

お互いを、確かに支えてくれる。


だから今年も、“強い絆”を証明してみせた。

去年とは、違う勝ち方で。

—これ以上の信頼は、きっとない。


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▼補足1▼

シャマルの名前の由来は、“風”。


▼補足2▼

まるで、一度クリアしたゲームを、別ルートで再び攻略する“周回プレイ”のように。

馬場状態も位置取りも、まったく異なる展開。

それでも、連覇を成し遂げました。


▼補足3▼

昨年の不良馬場と、今年の良馬場。

正反対の馬場状態での連覇達成は、前代未聞です。

「風格を追い風にして」


成熟とは、力加減を知ること。


華麗な発馬。

更に出入りの激しい展開も、

流麗にいなす。


木村師の言葉がよぎる。

“歩いている姿に、見惚れてしまう”。


…百年の淀にこそ、相応しい所作だった。


【速報フォトプラスは、5/6(火)発売】


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▼補足1▼

京都競馬場は、今年で開設100周年を迎えます。

本馬の勝利は、節目の春を飾るにふさわしい、記念碑的な一勝となりました。


▼補足2▼

ヘデントールは、極めて珍しい記録を2つ達成しました。

・前年の菊花賞2着馬による「天皇賞・春」制覇は、スペシャルウィーク、テイエムオペラオーに続く史上3頭目。

・ダイヤモンドSから直行で「天皇賞・春」を制した馬は、グレード制導入後初。

歴史的名馬に肩を並べ、誰も達成していなかった道を切り拓いた快挙です。


▼補足3▼

本馬が属する世代は、極めてハイレベルです。

ダノンデサイルに、芝挑戦の話も出ているフォーエバーヤング

そんな海外GI制覇勢に加えて、シンエンペラー、レガレイラらの存在感。

多士済々の中で、ヘデントールの本格化は、今年の競馬界をさらに熱くしてくれそうです。




「荒ぶる翼が捉えた、上昇気流」


真っ直ぐだけが、正解じゃない。

若いうちは、粗削りなくらいが丁度いい。


得意な空を、羽ばたけ。

苦手なんて、磨いた個性で凌駕すればいい。

そうして、才能は“化物”へと進化する。


砂の三冠戦線。

絶好の舞台は、まだまだ続く。


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[補足1]

ナチュラルライズは、気性に課題があり、左回りよりも右回りを得意とする馬です。


[補足2]

唯一の敗戦は、左回りの川崎競馬場でのもの。

右回りの大井競馬場に変わってからは、前走の京浜盃に続き、今回も圧勝。

最後の直線で、少し内によれたものの、やはり得意条件では能力が違いました。


[補足3]

砂の三冠戦線は、東京ダービー、ジャパンダートクラシックと続きますが、いずれも大井2000mでの開催となります。


[補足4]

馬名もさることながら、若く荒々しい姿を見ていると、ナチュラルライズにはいつも、この曲が重なって聞こえてきます。

「カミナリ / RIZE」

https://www.youtube.com/watch?v=5bHFJS4ZWzw


「再演」


イメージした音を、

鳴らせない孤独がある。


若さの勢いだけでは、

奏でられない哀愁がある。


それでも、弾くことを止めなかった。

また、あの演奏ができると信じて。


2年分の悔しさを乗せ、紡ぎ直した旋律。

香港の空に、響いた。


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[補足1]

タスティエーラは日本ダービー勝利後、2年の時を経て復活の勝利を挙げました。

実は、父・サトノクラウンもまた、香港の地でG1制覇を果たしています(2016年・香港ヴァーズ)。


[補足2]

タスティエーラの馬名の由来は、楽器の鍵盤。

つまり、2つの鍵盤は、日本・香港でのG1勝利を意味します。


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[クイーンエリザベス2世カップのロゴケイバについて]


リバティアイランド号に対し、深い哀悼の意を表します。

ロゴケイバの立場としては、まずは優勝馬を讃えさせていただきました。


ですが、正直なところ、心の整理はついていません。

競馬は、命あってこそのもの。


それは痛いほど、理解しているつもりです。

以前、ロゴケイバで書いたことを、ここに改めて引用させてください。


──

競馬ファンからは見えないところで、

命を預かる者たちの"真剣勝負"が、日々繰り広げられている。

そして、その実現には、無数の手法と哲学が存在する。

それがどのようなものであったとしても、

私は関係者の判断に対し、最大限の敬意を払いたいと思います。

──


いま、言えることは、それしかありません。

そして、真摯に作り上げることしかできませんでした。


「明けない夜はない」


この言葉を“北十字星”の名を持つ若駒に対して、

使うことになるとは。

なんという皮肉だろう。


それでも、挫折を背負った君がいるからこそ、

今年のクラシックは、重みを増していく。


その名が、再びロゴとなる日を祈って。




▼補足1▼

Logokeiba Willとは、同レースで印象的だった“2着以下の馬”をモチーフに、言葉で記録を残す企画です。


▼補足2▼

本企画では、ロゴデザインの制作は行いません。

ロゴケイバはあくまで、G1ウイナーを讃えるためのシリーズです。

Logokeiba willでは、あえてプレーンな文字表記のみとし、その名前が、“いつか本物のロゴになる日”を願って投稿しています。


▼補足3▼

勝ち馬・ミュージアムマイルのロゴケイバはこちらから。

「真の怪物は、静寂に潜む」


それは、一瞬の出来事。

不動の主役が、呑み込まれた。


撃墜された星は、彼の収蔵品になる。

勝利の証を、美術館に飾るかのように。


忘れるな。

注目の外側で、

牙を研ぐ者がいることを。


【速報フォトプラスは、4/22(火)発売!】


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[補足1]

ミュージアムマイルの名を、初めて見た時。

競馬ファンなら、誰もがマイラーだと思ったはず。

ですが、馬名の由来は、ニューヨーク市マンハッタンにある通りの名前です。

実際、この通りは博物館・美術館が多く並ぶ場所であり、かの有名なメトロポリタン美術館も所在します。


[補足2]

なお、モレイラ騎手。

今年開催された、JRA・G1は全5戦。

そのうち、3勝を挙げています。

おまけに、桜花賞・皐月賞の連勝は、史上6人目の記録です。

クロワデュノールを打ち破って達成するのですから、もはや恐ろしい!


[補足3]

なお、ミュージアムマイルは中京デビュー。

このパターンの皐月賞馬はとても珍しく、33年ぶり3頭目です。


「“生き抜いた”男たち」


歴史に名を刻む闘い。

根性だけでは、届かない。


だが、確かにあった。

根性としか表現できない時間が。


体力も気力も、全てを賭けた決闘。


上達した飛越は、ただの技術じゃない。

人馬が共に進化し、人生の壁を越えた証だ。


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[補足1]

デュエルとは、決闘。

スタンバイ的な。


[補足2]

エコロデュエルは、飛越が上手ではないとされてきた馬です。

鞍上を振り落とすような動きや、走る気力が感じられないような場面もあり、課題を抱えていました。


[補足3]

ですが、それを乗り越えて、勝ち取った栄冠。

馬、騎手、調教師、馬主。

関係者全員にとって、初めてのGⅠ級タイトルです。


[補足4]

エコロデュエルは、最強世代と称される2022年クラシック世代の一頭です。

イクイノックスドウデュースらと同じ世代に属しています。

ついに障害戦でも、GⅠ馬が誕生しました。


[補足5]

本馬は、キタサンブラック産駒。

そして、その父の血を継ぐ馬が、もう一頭。

明日の皐月賞で1番人気に支持される、クロワデュノールです。

同じ血による、平地と障害のGⅠ連勝なるか。

注目が集まります。


「宿命のステッチ」


濡れた芝を、縫うように。

彼女の名を、体現するように。

美しく、外へ抜け出た。


導くは、雷神モレイラ。

雨雲には、雷が付き物。


牝馬三冠、一つ目の“刺繍”。

その完成度には、一点の曇りもない。


【速報フォトプラスは、4/15(火)発売!】


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[補足1]

エンブロイダリーとは、英語で“刺繍”を意味します。


[補足2]

雨での開催となった、今年の桜花賞。

最後の直線をパトロールビデオで見ていただければ、一目瞭然。

さすがモレイラ騎手!と言いたくなるほどに、滑らかに外へと出しています。

※3角での斜行で、過怠金5万円の制裁が課されたようです。従って、あくまで直線の話です。


[補足3]

今回、一単語をわざと改行したデザインとなっています。

語源の構造的に、「em-(〜の中に)」+「broider(刺繍する)」で成り立つ言葉であるためです。


[補足4]

なお、クイーンカップ勝ち馬が桜花賞馬になったのは、49年ぶりのこと。

テイタニヤ・タマミ・本馬で3例目です。

個人的には、クイーンカップ勢を軽視していたので、痛い目に遭いました。


[補足5]

本馬の父アドマイヤマーズですが、産駒は初G1制覇。

初年度産駒での達成です。




「知略、刃の如し」


覚えているか?

燕を名の由来として持ち、

誰よりも速く、強かった侍を。


重ねた歳月は、古豪の領域さえ越えた。

だが、経験を砥石にして、

“戦略眼”を静かに磨き上げてきた。


三角手前、勝負は一瞬で決した。

まるで、居合い抜きのように。


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[補足1]

川崎記念の多くの観客は、こう予想していたはずです。

「メイショウハリオは、先行勢を外から差す戦法だろう」と。

しかし、スローと見るや否や、三角手前から一気の仕掛け。

そのまま押し切ってしまいました。

まさに居合い抜きのような、勝負所での瞬時の判断。

それこそが、今日の決め手でした。


[補足2]

もう8歳とはいえ、ウシュバテソーロ、ウィルソンテソーロ、レモンポップといったワールドクラスと真剣勝負を重ねてきた侍。

もはや、そもそもの経験値が違いすぎた。そう思わせる一戦でした。


[補足3]

これで、22年23年の帝王賞連覇、23年のかしわ記念優勝に続く、4回目のG1級制覇です。

帝王賞でも、この老侍の活躍に期待が高まります。

もし勝利すれば、帝王賞3勝となり〝単独最多優勝馬〟となります。