'24 年度代表馬 / ドウデュース
「夢物語の主人公」
“こんなことって、あるんだな…”
時代に刻まれる疾走の目撃者たちは、
その言葉を二度も口にした。
競馬の魅力が詰め込まれた、
逆襲の末脚。
折れない志と、固い絆。
そして、未来への責任。
記録には残らない熱量を、
心に刻んだ証として。
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[補足1]
夢物語は、文脈によって解釈が分かれる言葉です。
“現実離れしたような、美しい世界観”を示す意味で、使用する場合もあります。
逆に、“そんなのは夢物語だ”と、冷ややかに使う場合もあります。
もちろん、前者の意味合いで使用しています。
ですが。
むしろ、後者の意味で使われた、“夢物語”を実現してしまうのが、ドウデュースだったのかもしれません。
本当に、逆境に強い主人公です。
[補足2]
“こんなことって、あるんだな…”
この言葉は、彼が実現した逆襲に対する感嘆として、使用しています。
ですが。
有馬記念の出走取り消しの際には、それとは異なるニュアンスで、“こんなことって、あるんだな…”と感じた方は多いのではないでしょうか。
やはり競馬は、血を繋いでいくスポーツだと再認識した出来事でした。
未来への責任を貫いた、陣営。
きっと、ドウデュース自身の逆襲ポイントも貯まっているはず。
種牡馬としての成功を、願ってやみません。
[補足3]
馬名のデュースとは、テニス用語。
同点や、“2”の意味合いもあります。
彼が2024年に勝利したG1レースは、“2”。
温めていたテニスのアイデアを、ついに使えました。
[補足4]
ドウデュースの現役時代を知らない新しいファンが、近い将来に現れることでしょう。
その時、ただ記録を眺めるだけでは、この2024年の活躍と熱量を伝えることは難しいように感じます。
だからこそ、このロゴケイバが、当時の空気感や感動を少しでも伝える一助となれれば、これ以上の喜びはありません。
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