'25 大阪杯連覇達成 / ベラジオオペラ(横山和)
「記憶をなぞり、記録を越える」
待望の春が、やって来た。
夏負けの影は、もうない。
指揮棒が振り下ろされると、
今年も華麗に駆け抜けた。
レコード更新。
完璧なフィナーレ。
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[補足1]
ベラジオオペラは、暑さに弱く、寒い時期に力を発揮するタイプです。
従って、昨年の秋は、夏の疲れを考慮してプランを組んでいました。
ですが、陣営の言葉を借りれば「本調子には届いていなかった」とのこと。
夏負けの影響が去って、気温も上がりすぎない春。
それはまさに、“本領発揮の季節”。
ようやく、彼の舞台が整いました。
[補足2]
大阪杯での連覇は、レース史上初の快挙となります。
ちなみに、大阪杯で2勝を挙げた馬としては、過去にサンライズペガサス(2002年・2005年)がいます。
[補足3]
鞍上・横山和生騎手にとって、今回がJRA・GⅠ 4勝目。
その全てが、阪神競馬場での勝利です。
なお、父・横山典弘騎手も、関西圏の中では京都のGⅠを得意としていたことで知られています。
“阪神と京都”、親子で分け合うような戦績となりました。
[補足4]
勝ち時計1分56秒2。
従来のレコードを、1秒も更新しています。
[補足5]
今年のJRA・GⅠ戦線では、ロードカナロア産駒の勢いが止まりません。
フェブラリーステークス、高松宮記念、そして大阪杯。
全く異なるカテゴリーでありながら、すべてを“ロードカナロア産駒”が制しています。
この春のGⅠは、間違いなくロードカナロア旋風が吹き荒れています。
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