'25 天皇賞・春 / へデントール(D.レーン)
「風格を追い風にして」
成熟とは、力加減を知ること。
華麗な発馬。
更に出入りの激しい展開も、
流麗にいなす。
木村師の言葉がよぎる。
“歩いている姿に、見惚れてしまう”。
…百年の淀にこそ、相応しい所作だった。
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▼補足1▼
京都競馬場は、今年で開設100周年を迎えます。
本馬の勝利は、節目の春を飾るにふさわしい、記念碑的な一勝となりました。
▼補足2▼
ヘデントールは、極めて珍しい記録を2つ達成しました。
・前年の菊花賞2着馬による「天皇賞・春」制覇は、スペシャルウィーク、テイエムオペラオーに続く史上3頭目。
・ダイヤモンドSから直行で「天皇賞・春」を制した馬は、グレード制導入後初。
歴史的名馬に肩を並べ、誰も達成していなかった道を切り拓いた快挙です。
▼補足3▼
本馬が属する世代は、極めてハイレベルです。
そんな海外GI制覇勢に加えて、シンエンペラー、レガレイラらの存在感。
多士済々の中で、ヘデントールの本格化は、今年の競馬界をさらに熱くしてくれそうです。
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