'25 菊花賞 / エネルジコ(C.ルメール)
「若いっていいな」
転んだこともないだなんて、退屈だ。
きっと、つまらない大人になるだけさ。
涙の味を知った時。
心の奥が、荒々しく燃えるだろう。
一歩、外れても。
一度、沈んでも。
その度に、立ち上がる力強さを、
身につけていく。
──それが、若者の特権。
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[補足1]
エネルジコの馬名意味は、“力強く(伊)”。
その父・ドゥラメンテの馬名意味は、“荒々しく(伊)”。
[補足2]
今年の青葉賞を制し、ダービーでも上位人気が確実視されていた、エネルジコ。
しかし、コンディションが整わず出走を回避していました。
[補足3]
復帰戦に選んだのは、新潟記念。
菊花賞を目指すローテーションとしては異例で、結果は2着でした。
迎えた菊花賞では、1番人気であったものの、ファンは“戸惑っていた”ように思えます。
それが映し出されたのが、「単勝払い戻し380円」なのだと感じます。
[補足4]
ただ、この勝利が“歴史を動かした”ことも事実。
まず、新潟記念を経ての菊花賞制覇は、史上初。
さらに、重賞昇格後の青葉賞勝ち馬による、クラシック制覇も史上初。
(※オープン時代では、1991年にレオダーバンが達成。)
[補足5]
今年から、青葉賞とダービーの間隔は、“1週間多く”広がっています。
故に、青葉賞勝ち馬からダービー馬が出るか!?と期待されましたが、登場したのは菊花賞馬でした。
この事実を見ると、レース間隔は1週間多く広げるだけでも、馬の可能性は大きく変わるのだなと感じます。
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