'25 スプリンターズステークス / ウインカーネリアン(三浦)
「日本一、長い旅の果てに」
重圧と失望に押し潰されそうだった。
それは呪いか、試練か。
127回、歴代最多の挑戦。
8歳、高齢馬の挑戦。
積み重ねてきた、
勇気と不屈をすべて賭けて、
遂に決着をつけた。
…今日は、運命を乗り越えた日。
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[補足1]
三浦皇成騎手は、127回目の挑戦でJRA・G1初勝利。
これは、JRA・G1初勝利までに要した出走数としては、断トツ日本一の記録です。
この記録の価値は、社会人なら痛いほどに理解できるはず。
プロスポーツである競馬には、必ず投資効率と競争の力学が働きます。
つまり、どんな仕事であれ、普通はここまで挑戦させてもらえません。
ここに、三浦皇成騎手への“信頼や期待”が凝縮されているように感じます。
[補足2]
相棒のウインカーネリアンは、8歳。
なんと、コントレイル世代です。
2019年の6月9日が新馬ですから、こちらも6年の長い年月をかけてのG1初勝利です。
その上、大病の蹄葉炎まで克服しています。
[補足3]
かつては、武豊騎手の新人勝利記録を塗り替えた男・三浦皇成騎手。
一方で、今日のように晩成を感じさせる側面もあります。
晩成型の騎手といえば、南井騎手の例が思い浮かびます。
きっと彼のように、ここから「ケチャップドバドバ!」と、G1勝利を積み重ねてくれると期待が高まります。
[補足4]
中の人としては、こういう悲願達成といえば。
Foo Fightersの、Walkが真っ先に思い浮かびます。
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