'26 ヴィクトリアマイル / エンブロイダリ(C.ルメール)
「白昼夢」
完成された美は、
難しさを隠す。
快挙すら、
当然に見せてしまう。
見る者は錯覚する。
自分にも届くと。
今春、1番人気でのG1連勝。
その流れを受け継ぎ、
僅差すら許さなかった。
美しさは、罪深い。
遠いものを、近くに見せるから。
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▼補足1▼
白昼夢とは、目覚めている状態で、現実で起きているかのような空想や幻想にふける状態のこと。
自分の願望や想像の世界に意識が向き、一時的に現実から心が離れている状態を指します。
▼補足2▼
圧倒的な実力差があると、実力者は相手を自然にもてなすことができます。
仕事でも、恋愛でも同じです。
相手は少し導かれただけで、自分のスキルが上がったように感じてしまう。
少し優しくされただけで、特別な存在になれたように思ってしまう。
でも、それは実力差が見せる錯覚です。
届いたのではなく、届いたように見せられている。
それこそが、白昼夢なのだと思います。
▼補足3▼
ルメール騎手は、もともとその次元にいる人です。
そして、エンブロイダリーもまた、
その次元に到達したように見えました。
勝って当たり前。
そう思わせてしまうほどの強さです。
▼補足4▼
なお、ルメール騎手は、JRAのG1レース通算60勝目に到達。
史上2人目です(もちろん、もう1人の達成者は武豊騎手)。
▼補足5▼
JRAのG1レースにおける、1番人気の連勝は7に到達。
これは歴代タイ記録です。
さらに、中山グランドジャンプを含めて数えれば、すでに8連勝。
今年の春G1戦線における、“本命の強さ”を象徴する流れになっています。
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