'25 天皇賞・秋 / マスカレードボール(C.ルメール)
「素顔の王者」
大人になると、何かを隠して走る。
プライドや、弱さとか。
少年は違う。
“仮面舞踏会”の名を背負って、
舞台に立つ時だけは、仮面を外す。
沈み込む馬体が、猛威を振るう。
年長のライバルたちは、悟った。
この高純度、誰も敵わない。
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[補足1]
マスカレードボールの名前の意味は、仮面舞踏会。
レースそのもの以外は、メンコ(仮面)を装着し、レースではそれを外しています。
まるで、能力を解放するように。
[補足2]
その名は、母マスクオフからの連想ですが、祖母の名もビハインドザマスクです。
ビハインドザマスクは、今をときめくサンデーレーシングの黎明期の活躍馬。
約25年の時を経て、ここでまた素敵な素顔を見せてくれました。
[補足3]
そして、またもや父はドゥラメンテ。
その荒々しい血は、どこまで日本競馬を席巻するのでしょうか。
[補足4]
手塚師はマスカレードボールを、こう評していました。
「まだ幼児体形。現状で天皇賞を勝てるようなら、来年は凄い馬になるかもね。」と。
そもそも3歳で、天皇賞秋を制した馬は、名馬中の名馬揃い。
これはロゴケイバとも、長い長い戦いに突入しそうです。
[補足5]
制作BGMは、少年隊の「仮面舞踏会」。
今日はこれ以外、何を聞けばいいというのでしょう?
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